相続ブログ

孤独死や自死といった事故物件に該当する不動産を相続するケースでは、心理的な負担や手続きの複雑さが伴います。当相談室では、こうした特殊な相続案件にも対応し、専門的なサポートを提供しています。本記事では、具体的な対応策(相続手続きや売却)と実際の事例を交えながら、どのように進めていけば良いかを解説します。

事故物件を相続した場合の課題

孤独死や事故物件を相続する場合、以下のような課題が生じます:

  1. 心理的負担
    • 疎遠だった親族や親の孤独死などは精神的ショックが大きく、冷静な判断が難しいことがあります。
  2. 相続手続きの複雑さ
    • 戸籍謄本の収集や財産調査、不動産名義変更など、多岐にわたる手続きを進める必要があります。
  3. 不動産の市場価値低下
    • 事故物件は心理的瑕疵があるため、通常よりも市場価値が低くなる傾向があります。
  4. 維持費用や税金
    • 固定資産税や管理費用が発生し、相続後も経済的負担がかかります。

事故物件を相続した場合の課題

事故物件の相続手続きと売却

1. 相続財産の整理と調査

まずは、遺品整理業者や行政書士などの士業などを活用して財産調査を行いましょう。不動産内に残された重要書類(通帳、不動産契約書など)を確認し、財産目録を作成します。当相談室では提携業者と連携し、このプロセスを効率的にサポートします。

2.相続人調査

配偶者や子供がいない、おひとりさまの相続の場合では相続人の数が多くなることで、中には疎遠な親族がいたり、また結婚や離婚をして子供がいる場合、会ったことがない兄弟がいると、亡くなった方の出生~死亡までの戸籍を取るだけでは足らず、他の親族の戸籍関係も調査しながら、法律上の相続人を確定させ、疎遠な相続人は所在も確認する必要があります。

3. 遺産分割協議と名義変更

相続人間で遺産分割協議書を作成し、不動産や預貯金などの名義変更手続きを進めます。必要書類(戸籍謄本、印鑑証明書など)の収集も含めてお任せいただけます。また当相談室では、面倒な相続人間のやり取りも対応させて頂きます。

4. 事故物件売却の選択肢
  • 市場価値が低い事故物件の場合、不動産業者による買取が現実的です。
  • 当相談室では入札形式で複数社から見積もりを取り、高値かつリスクの少ない条件で売却できるようサポートします。
5. 相続財産の分配

預金を解約した金銭、事故物件の売却に係る売却代金を諸費用を差し引いて、各相続人に分配サポートも相続人代表者にとって大きな負担となりますので、当相談室では預かり口座を利用して配分案を作成して、各相続人に分配・振込を行っております。

6.税務申告と相続税

売却後には所得税や亡くなった方の財産が一定額を超えると相続税申告が必要です。当相談室では、不動産に強い相続税専門税理士と連携し、適切な申告と節税対策をご提案します。

事例紹介①:疎遠だった父親の孤独死による相続

相談者Oさん

疎遠だった父親が自宅で孤独死したとの連絡を受けたOさん。気持ちの整理もつかない中で当相談室にご依頼いただきました。以下は対応内容です:

相続財産:
  • 父親名義の自宅不動産
  • 預貯金(金融機関3社)
  • 借金はなし
対応内容:
  1. 戸籍謄本等を収集し、相続人調査を実施。
  2. 遺品整理業者による不用品処分と重要書類(通帳、不動産売買契約書)の発見。
  3. 財産目録作成後、遺産分割協議書を作成。
  4. 不動産業者による査定・買取交渉:
    • 当初査定額1200万円から200万円アップの1400万円で契約成立。
  5. 相続手続きと不動産売却を並行して進め、約5カ月で完了。

詳しくはこちら ▼
相談事例②「孤独死した父の相続手続き+相続不動産の売却」川崎市Oさん

事例紹介②:疎遠だった叔父の孤独死による相続手続きと売却

相談者Bさん

ある日突然警察から連絡があり、疎遠だった叔父が自宅で4か月前になっくなったことを知ったBさん。事故物件となった所有不動産の対応や相続人の多さなど、いきなりふりかかってきた相続手続きで何から手を付けていいか分からないとご相談に来られました。以下は対応内容です:

相続財産:
  • 叔父名義の自宅不動産
  • 預貯金(金融機関4社)
  • 株・投資信託 証券会社1社
  • 借金はなし
対応内容:
  1. 戸籍謄本等を収集し、相続人調査を実施。
  2. 遺品整理業者による不用品処分と重要書類(通帳、不動産売買契約書)の発見。
  3. 財産目録作成後、遺産分割方法を提案。
  4. すべての相続人の同意を得て、遺産分割協議書を作成。
  5. 相続人間のやりとり:捺印や印鑑証明等の書類のとりまとめ等。
  6. 金融機関で預金解約、証券会社で株や投資信託の換金を行い、換金したものを預かり口座に集約。
  7. 不動産名義変更(提携司法書士対応)
  8. 自宅マンション 遺品整理業者による遺品整理
    • 換金できるものや大切な書類関係の整理、部屋内のものが片付け
  9. 自宅マンション売却(入札形式)
  10. 各相続人に相続財産分配

この事例では、遺品整理業者との連携により、財産関係の書類を探すことが出来たことで亡くなった方の財産状況を把握し、部屋がきれいになったことで不動産売却価格のアップにもつながりました。

詳しくはこちら ▼
相談事例 疎遠だった叔父の相続手続きと事故物件売却 東京都品川区Bさん

当相談室が事故物件の相続手続きや売却の専門家として選ばれる理由

1.相続手続きの窓口としてワンストップ対応

司法書士、遺品整理業、税理士など各専門家との連携により、一貫したサポートを提供します。曖昧なご相談でも最適な進め方をご提案します。
窓口として依頼=ワンストップ対応が可能

2.全国対応

亡くなった方の相続財産が遠方であっても、相続人が全国各地にいたとしても対応可能です。但し事故物件の売却につきましては対応が難しいところもありますので事前にご相談ください。

3.高値売却へのこだわり

入札形式で複数社から見積もりを取得し、ご相談者様に最も有利な条件をご提示します。

4.費用対効果の高い支援

銀行や司法書士よりも費用を抑えつつ、必要に応じて他士業と連携することで効率的かつ確実な手続きを実現します。

例えば①相続財産額4000万円の場合 司法書士 4000万円×1.2%+19万円=67万円(税込価格73.7万円) 当相談室 30万円(税込価格33万円)

5.面倒な相続人間のやり取りや分配

疎遠な相続人がいたり、相続人の数が多かったりすると、相続人間のやり取りや財産の分配は負担となりますので、その負担を代行することで依頼者の負担軽減になります。

6.寄り添うサポート

ご相談者様の気持ちに寄り添い、心理的負担を軽減しながら、相続手続きを一緒に進めていく姿勢を大切にしています。特に孤独死や疎遠だった家族の突然の相続などデリケート な案件にも柔軟に対応します。

まとめ

孤独死や自死などの事故物件という特殊な状況下での相続は、多くの課題がありますが、専門家に依頼することでスムーズに解決できます。当相談室では、ご相談者様一人ひとりに寄り添いながら最適な解決策をご提案します。まずはお気軽にご相談ください。

横倉肇近影

解説者
行政書士法人スタートライン
行政書士 横倉 肇

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