こんにちは。
今日は暑いですね。少し夏に戻ったのかと思います。週末には台風が近づいてますので気をつけて下さい。
政府で行われている社会保障制度改革国民会議の中で、ある教授からこんな提案があったそうです。
死亡消費税。
死亡消費税とは、死亡時の遺産に消費税的な意味合いで税金をかけること。
死亡時の遺産への税金というと相続税をイメージされる方が多いと思いますが、
この死亡消費税は今まで相続税を払わなくても良かった人からも税金を取るというのである。
つまり相続税が一定程度の水準を超えた人に課せられる税金に対して、資産の多い少ないに関係なく一律で取るという考え方です。
皆さんはいかがですか。
まず名前が良くないですね。名前からイメージするように、死んだ人からもお金を取るのという考えは当然にあると思います。
また相続税の基礎控除が平成27年より下がり、課税対象が増えることになります。相続税があって、
なおかつ死亡消費税というのは問題ではないでしょうか。
一方で、死亡消費税という考えが出てきた背景には、今の高齢者が自分たちが掛けてきた年金よりも多く恩恵を受けているということが現実にあります。こうした制度を作ったのは国であり、制度の欠陥をこうした形で補てんしようとするのは、いかがなものかと思います。
恐らく一部の人の考え方なので実現するかというとなさそうですが、それだけ社会保障の財源をどう確保していくのかというのは深刻であることが分かるかと思います。